パーソナルカラーはメイク時とすっぴん時で結果は変わるの?

パーソナルカラーはメイク時とすっぴん時で結果は変わるの?

こんにちは、rin です😊

今日はお客様から「すっぴんの状態と、メイク後の状態でパーソナルカラー診断の結果が変わるのかを知りたい」とご質問いただいたので回答してきます!

(※16タイプパーソナルカラー診断士個人の見解となりますことご了承ください☺︎)

そもそもパーソナルカラーとは?

まず大前提、パーソナルカラーって何なのかをおさらいしておきます!

今回の話をするにあたってはこの定義がかなり大事でして…「パーソナルカラー=似合う色」とざっくりした知識だとのちに混乱してしまうと思うので、パーソナルカラー診断では何をもって似合うとするかを知っておきたいです。

「似合う色」って一言で言うとかなり広い意味を持ちます。
その人の雰囲気に似合う、今日のメイクに似合う、服に似合う、髪色に似合うなどなど…。そのためパーソナルカラーでおける「似合う」を説明しておきます!

パーソナルカラーとは、その人の肌、瞳、唇、髪の毛など、生まれ持った色素に調和し、肌をきれいに見せてくれる色です。顔のイメージや性格・雰囲気に似合う色ではなく、あくまで「色素に調和する色」となります。パーソナルカラーでは、この生まれ持った色素に調和し肌をきれいに見せる色=似合う色となります。

この「きれいに見せる」とは、血色が上がり、透明感が出て見えたり、トーンアップして見えたり、シミやクマが目立たなく見える事などを指します。

生まれ持つ色素を元に診断していくものなので、診断は裸眼&すっぴんで行います。

パーソナルカラーって変わるの?

色素が変わらない限り、パーソナルカラーも基本的には変わらないです。

ただ、老化と共に瞳や髪色の色素が薄くなったり、
色素沈着で色素が濃くなったり、
スポーツなどですっごく日焼けをして肌色が変わったり等、
本来の色素自体が大きく変わることがあれば、それに伴ってパーソナルカラーが変化することはあります。

「昔は濃いめの色の服がきれいに着れたけど、今はなんか色が強く浮いてる気がする…」という方はもしかしたら色素が薄くなったり、くすんだ可能性があります。そうすると、パーソナルカラーも1stと2ndが逆転したり、隣のトーンに変わったりすることがあります。

つまり、基本は変わらないけれど、色素自体に大きな変化があれば変わる可能性はあるということですね!

メイク時とすっぴん時でパーソナルカラーの結果が変わることはある?

今回の本題「すっぴんの状態と、メイクの状態でパーソナルカラー診断の結果は変わるのか?」について。

これは解答がとっても難しい質問です🤔

結論から言うと、メイクをした状態と、すっぴんの状態で「結果」が変わることはあります。

というのも、瞳の色や肌色、眉毛の色などと調和する色を見ていく診断なので、メイクでそもそもの肌色や眉毛の色などを大きく変えると結果も変わってきます。

ですが、パーソナルカラーが変わるという表現になると、そうではない…。

「どういうこと?????」って感じですよね> <

冒頭で説明したパーソナルカラーの定義を振り返ると、「パーソナルカラーは元々持っている色素に調和して肌をきれいに見せる色」のことでしたよね。
ということは、メイクをしている時点でそれは本来の色素の色ではなく、メイクで肌質や色味を補正した状態の色になるため、正しいパーソナルカラーは出せないですし、それはもうパーソナルカラーではなくなってしまいます。「その日のメイクに調和して似合うカラー」となってしまいます。つまり、メイクで色を補正したり、イメージ操作をすることで似合って見える色や結果が変わることはあるが、本来のパーソナルカラーが変わっているわけではないということです。(ちょっとややこしいですね🥲)

例えばパーソナルカラーがイエベ春の方が、ブルベに寄せたいからとブルベメイクをしたら、パーソナルカラーがブルベになるかというと、そうではないということですね。
この方がコスメの色味を全てブルベに寄せてメイクをすると、すっぴんの時よりブルベのカラーが似合いやすく見えたり、トータル的にメイクの色味が揃うため浮かずに馴染むことがあります。

ただし、あくまでパーソナルカラーはイエベ春のため、「肌が最もきれいに見える」という観点ではイエベ春のメイクには敵わないです。イエベ春のメイクだと、唇や頬の血色がよく、トーンアップして見え、クマやシミが目立たないと言った100点満点のメイクができる。一方ブルベのメイクではトーンアップやクマを目立たなくするということは叶わないけれど、似合ってみせる事はできるという感じです。

もしかしたら、「顔のイメージに合う」「雰囲気に似合う」という観点ではブルベのコスメの方が良く、100点満点のメイクができるかもしれません。でも、パーソナルカラーは「肌をきれいに見せる」という観点で見るものなので、その観点で言うと、イエベ春が1番良いことに変わりはなく、パーソナルカラーがメイクでブルベになった訳ではないと言うことですね。

(「え、似合う色ってパーソナルカラー以外に、顔に似合う、雰囲気に似合う観点とかもあるの…」と思った方は顔タイプ診断を受けるとこの辺りが解決すると思います〜!!)

メイクで似合って見える色が変わるとは?

メイクでパーソナルカラーは変わらないけど、メイクで似合って見える色や結果が変わることがあると説明しました。

混乱しやすいところなので、ここを少し掘りさげておきます😳🥺

メイクで変わるのは、色相(ブルベ・イエベ)の変化だけではなく、鮮やかさ・明るさ・清濁の変化になることもあり、その変化は人それぞれ違います。

例えばどんな時・どんな人がメイクで似合う色が変わるのか?

○イエベとブルベが接近しているいわゆる「ニュートラル」に近い肌色の方
○1stと2ndが接近している方
○素顔とメイクに差がある方(実際の肌色や肌質とギャップがある色を使う方)
○顔タイプとパーソナルカラーの似合う色にギャップがある方
などがメイク後とすっぴんで似合う色が変わって見えます。

例1(色相が接近している例)

例えば、お肌等の色素がニュートラルで、黄みも青みも強くなく、イエベとブルベの真ん中のような方。
この方達は黄みも青みも強すぎない、イエベもブルベも使えるような色味が偏ってないカラーが似合うことが多いですが、あえてベースメイクをどちらかに寄せた肌作りをしたり、眉毛や髪色などをトータルでどちらかに寄せていくと、メイク後に多少似合う色が変わることもあります。(その日のメイクだと1stより2ndの方が似合って見えたり、隣のトーンが似合って見えたりがありえる。)

例2(顔タイプの例)

また他の例で言うと、顔タイプとパーソナルカラーで似合う色にギャップがある方。
例えば、顔タイプは子供顔のフレッシュやキュートだけれど、パーソナルカラーはブルベ冬(Cool Winter・Deep Winter・Vivid Winterなど)という方。
また顔タイプははっきりとしたカラーが得意なエレガントやアクティブキュートだけれど、パーソナルカラーは明るいカラーやくすんだ落ち着いたカラー(Light Summer・Light Spring・Muted Summer・Muted Autumnなど)が得意という方。この方達は、特にメイクのカラーとパーソナルカラーにギャップがあると、メイク後の顔で似合って見えるカラーが変わることがあります。

まず顔タイプ的に鮮やかな色や濃い色が得意な方(エレガント・アクティブキュート等)。
この方達はメイクでもコントラストをしっかりつける濃いめのメイクが得意なことが多いです。
そのため元の素顔とメイクにギャップがあっても違和感がなく似合って見えることが多いです。
そうすると、すっぴんの状態では明るいカラーや柔らかな落ち着いたカラーが得意だけど、メイクをした状態だと、よりもっと鮮やかな、またはよりもっと濃いめのカラーが似合って見えるといった変化があります。
メイクを濃くすると、色素がはっきりとして見えたり、より立体感のある顔に見えて、強い色に顔が負けなくなるため、より濃い色が似合って見えるんですよね。その結果、パーソナルカラーよりも強いトーンの色が似合って見えることがあります。

一方子供顔でパーソナルカラーは濃い色が得意な方。元々子供顔の方はナチュラルなメイクや明るい暖色系が顔のイメージにマッチしやすいことが多いです。そうすると、パーソナルカラーに合わせてメイクするより、顔タイプに寄せてメイクした方がしっくりきて、その結果似合う色が変わって見えるということもあります。

このように、パーソナルカラーで見ている「お肌がきれいに見える」という観点とはまた別で、メイクによって似合う色が変わることもあるという事です!つまり、「似合う色」ってパーソナルカラーが全てではないんです!!顔タイプなども影響しています。ナチュラルメイクとしっかりメイクで似合う色が変わる気がするという方は、上記のような理由が関係あるかもしれないですね😌💡

※上記はあくまでも一例にすぎず、全員が一概に当てはまる訳ではないです。人それぞれ似合う色の特徴(色相・清濁・明度・彩度)は何で、どんなメイクをするかなどは違いますしね。

メイクで似合う色が変わるなら、なんでメイクで診断しないの?

そもそもメイクをした状態で出かけるし、メイクで似合って見える色が変わる人がいるなら、いつものメイクのままパーソナルカラー診断したらいいんじゃない?と思う方もいるかと思います。

ですが、やはり本来パーソルカラーは元々生まれ持っている自分の色素を見極め、それを活かし、より肌がきれいに見えたり、目力が出る色を見つけていく診断です。そのためすっぴんの状態で診断をするのが最も良いです。コスメの色も、元々自分が得意な色を知っていた方が、パーソナルカラーの効果を十分に活かせますし、あえてパーソナルカラーとは別の観点で似合う色に寄せてメイクをし、メイク後の変化も楽しむこともできると思います☺️

またメイクは流行によってトレンドの色や濃さが変わることがよくありますし、他にもTPOに合わせて変えたり、年齢によってもどんなメイクをするかは月日と共に変わっていくと思います。使うコスメも気分によって質感や色を変えたりしますよね。だからこそ、診断時のメイクに状態に左右されない、素顔の色素で何が似合うかを見ることが大切になります。

まとめ

結論:パーソナルカラーは本来の色素で判断するため、すっぴんで行うもの。メイクをした状態だと似合う色が変わることはあるが、本来のパーソナルカラーが変わっているわけではない。


メイクにはお肌をきれいに見せるパーソナルカラーを使ってもいいし、あえてなりたい姿に寄せられるイメージカラーや好みのカラーを使っても良いと思います☺️

肌のきれいさを優先するか、印象を優先するかは人それぞれの好みによります。

どっちがいいか自分だと正解が分からないという方や、パーソナルカラーがしっくり来てない方、すっぴんとメイク後にギャップがある方はパーソナルカラーと顔タイプを一緒に受けることをお勧めします!顔で得意なメイクと、パーソナルカラーで得意なメイクやカラーを知っておくと、どちらの強みも活かせると思います!

もちろん、肌をきれいに見せたいからまずはパーソナルカラーからという方も大歓迎ですし、過去にカラー診断はしたから次は顔タイプを受けたいという方も大歓迎です✨💄

皆様のご来店、お待ちしております🍀ご予約は公式LINEから😌

プロフィール

rin(リン)

rin(リン)

イメージコンサルティングサロン「new scene」代表。

コスメ業界のディレクターを経てイメージコンサルタントへ転身後、東京・日本橋エリアにプライベートサロンをオープン。診断実績は700名以上。カジュアルテイストが得意。

公式SNS

保有資格

  • ラピス認定16タイプパーソナルカラーアナリスト
  • CSCA認定16タイプパーソナルカラーアナリスト
  • ライン認定7タイプ骨格診断士
  • 顔タイプアドバイザー1級

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